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2020.02.07
かかわりを育み、助け合える場所。 コミュニティスペース『hinata』で生まれるつながり。

 

人々の出会いを通じて、自然と助け合える場所をつくりたい。

 

この想いのもと、尼崎市園田町に設立したのがコミュニティスペース『hinata』です。
2019年4月にオープン。地域の人たちが集うイベント開催をはじめ、貸会議室、貸教室、ママ会などに利用されています。

 

今回、運営を担っている『NPO法人サニーサイド(※)』の理事長・松村 史邦さん(写真左)と、スタッフの前口 あかねさん(写真右)にお話をお聞きしました。

 

 

※NPO法人サニーサイド

1955年、尼崎市東園田町に設立。「地域で働く、地域で暮らす。あたりまえにその人らしく。」を理念に障がいがあるとされている方もないとされている方も社会に参加し、それぞれの生活の可能性を広げ、自立していくための拠点です。

 

 

助け合える関係が生まれる場所をつくりたい

 

-まずは松村さんにお話をお伺いします。『hinata』を立ち上げようと思った背景について、教えていただけますか?

 

松村 史邦(以下、松村):ここは、『平日昼間は軽夕食付児童ホームつくし』として、子どもの居場所なんです。さらに、子どもも、大人も、身体的にハンデを持つ人たちも、みんなが自然にかかわれる場所をつくりたいと思って『hinata』を立ち上げました。

 

 

-コミュニティスペースにこだわった理由はなんでしょうか?

 

松村:世代やカテゴリーに関係なく、困ったときに助け合える関係が生まれる場所をつくりたいと思ったんです。お節介だけど、お節介し過ぎない。困ったときは自然に誰かが助けてくれるような、ゆるいかかわりつくれたらいいなって。『hinata』のほかにもコミュニティスペースはありますが、全体ではまだまだ少ない。もっとたくさん増えてほしいですね。

 

 

尼崎と和歌山に人が集う場所をつくりたい

 

-スタッフの「あかねまる」こと前口さんにもお話を伺いたいと思います。前口さんが『hinata』のスタッフになったきっかけはなんでしょうか?

 

前口 あかね(以下、前口):私は和歌山の出身なんですけど、大学時代からまちづくりにすごく興味を持っていました。そんなとき、大学の先生から「尼崎ってすごいよ!」と紹介してもらったんです。大学4年生の卒業式が終わったあと、すぐに尼崎に来ました。

 

-それはすごいバイタリティですね。

 

前口:大学最後の春休みのあいだは尼崎市の生涯・学習課にある『みんなの尼崎大学』でアルバイトをさせていただいてました。その頃に、あるイベントを通じて知り合っていた松村さんと再会したんです。意気投合して『NPO法人サニーサイド』に入社しました。

 

 

-なぜ、『hinata』のスタッフになりたいと思ったのでしょうか?

 

前口:いずれ和歌山でコミュニティスペースをつくる夢があるんです。高校3年生のときに地元のまちづくりのイベントに参加して、そこで出会った人たちに影響を受けてまちづくりに興味を持ったという背景もあります。もちろん、尼崎のことも大好きなので、いずれは和歌山との2拠点で活動できたらいいですね。『hinata』のスタッフになって感じているのは、福祉とまちづくりは1本の線でつながっているということ。コミュニティスペースという空間を活かして、尼崎と和歌山のまちをより良くしていきたいなと思っています。

 

-前口さんは『hinata』をどんな場にしていきたいですか?

 

前口:まちと一緒に生きているというか、ここにいると本当に落ち着くというか、幸せだなと感じる瞬間を生み出す場所にしたいですね。私は人と人との出会いのきっかけをつくるのがめっちゃ好きで、『hinata』からいろんな出会いが広がって行けばいいなって。自分が好きな人同士がつながれば、好きが倍増するじゃないですか。そうなったら幸せがどんどん広がっていきますよね。そんなつながりが生まれる場所になっていって欲しいと思います。

 

 

-どんな人たちに利用してもらいたいですか?

 

前口:そうですね。世代を問わないのはもちろんですが、特に中高生の子どもたちに利用してもらいたいですね。彼ら・彼女らが大人とつながれる場にしたいと思っているんです。例えば、悩みごとがあるとき、家族や親しい友達だと関係性が近すぎて相談できないこともある。そんな子どもたちにとって、『hinata』が安心して自分の本音を打ち明けられる場所になったらいいなと思っています。

 

 

いろいろな人を包み込む優しさと面白さが溢れる場所

 

-最後に、これから『hinata』を利用される方へのメッセージをお願いします。

 

松村:『hinata』という場所が、いろんな人の成長に場につながればと思っています。ここにかかわる人同士で応援しあっています。少しでも気になることがあればイベントに顔を出してほしいですし、何か自分で取り組みたいことがあれば是非チャレンジして欲しい。そこから新しい道へとつながっていくかもしれません。

 

前口:今後もたくさん人と出会いをつくっていきたいですね。松村さんも仰っている通り、『hinata』ではいろんなイベントを開催していきます。例えば、25歳以下限定の交流会は、対象年齢を絞ることで同じ悩みを共有できる機会。その他にも、いろんな価値観に触れられる企画を考えています。とにかく、まずは私と出会ってください!そしてお話しましょう。

 

 

NPO法人サニーサイドが運営する、コミュニティスペース『hinata』。人と人のかかわりのなかに、あたたかな繋がりが育まれる。そして、新しいコミュニティが生まれていく。取材を通して感じたのは、全ての人を包み込む優しさでした。まずは気軽に『hinata』を訪ねてみてください。いろんな価値観に触れられる、楽しい出会いが待っています。

 

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(取材協力 コミュニティスペース hinata / NPO法人サニーサイド)

ライター:「地域ライター養成講座2019」受講生